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関西の住みたい街ランキングに常に上位にランクインする、兵庫県の西宮市。著名人が多く住み、高級住宅地のイメージが強く、憧れる土地として幅広い年齢層で人気が高いエリアです。
市内には、西宮戎神社などの歴史深い神社の観光地から、ららぽーとや阪急西宮ガーデンズなどの大型施設まで揃い、他県、他国から訪れる人も多くいます。

兵庫県の南東部に位置する西宮市。鳴尾、本庁、瓦木、甲東、塩瀬、山口の6つの行政区域で成り立っています。全市の面積は100.18平方キロメートル、山口、塩瀬、甲東、瓦木、鳴尾、本庁、の順で面積が広くなっています。国勢調査による結果では平成30年5月現在の人口は、487,946人、世帯数は214,622。
「文教住宅都市」を目指すスローガンを町全体で掲げている西宮市。戸建てや新築マンションなどの住宅供給が豊富であることは当然ながら、老若男女集まるような施設や緑豊かな公園なども充実し、環境整備が整っていることから、幅広い年齢層からの支持を得ています。
住みたい街ランキングでは常に上位にランクインするほど人気の高いエリアのため、人口推移は年々増加傾向にあります。
交通アクセスは、西宮市の南部に長く各線路がのびている状態となっており、西日本旅客鉄道、阪急電鉄、阪神電気鉄道の3社の鉄道が通っています。鉄道網は、阪急電鉄の西宮北口駅を中心として十字型を描くような形に広がっています。
中心となる駅は西宮北口駅。阪急神戸本線と今津線が接続する駅であり、乗り換えを行う人数が西宮市内で最も多いといわれています。
西宮市内で停車する空港バスや高速バスは多く、空港からのアクセスも良いです。阪急バス、阪神バス、神姫バス、みなと観光バスと一般のバス路線も豊富です。

西宮市内の主要な駅は、阪急電鉄の西宮北口駅と甲子園駅。中でも西宮北口駅は、「関西で住みたい街ランキング」では2010年、2011年と連続して1位に輝いており、2017年についても1位を獲得しているほど人気の高い駅です。
県内の南部にある市街地から西宮市まではJRや阪急などを利用しても15分程度で到着し、北部にある地区からもJRや阪急などの利用では30分程度とアクセスが良いことも人気の秘訣です。
西宮市は、有名な文化人や指導者や評論家、プロ野球選手などが住む居住地が多く立ち並んでおり、関西地域でも有数の高級住宅街です。
六甲山の麓付近から上品な住宅街が広がり、海岸に向かうにつれて神戸の下町らしい雰囲気のある街並みに変わっていきます。西宮浜と呼ばれる海岸エリアにはヨットハーバーがあり、週末にはバケーションを楽しむ多くの人で賑わいます。

弥生時代の遺跡、古墳時代の古墳が今でも多く残っている西宮市。市内には複数の寺社仏閣が立ち並んでいます。六甲山の麓にある平安時代にかの有名な空海が建設した鷲林寺は、観光客にも人気が高く多くの参拝客で賑わいます。
神社の中でも、特に廣田神社は伊勢神宮を祀る大社であり、昔から国家の役人や貴族、神事を司る神祇官たちが遠くから参拝にくるほど、厚い崇敬を集めていた神社です。
「宮水」といわれる、リン含有量が多い硬水が室町時代頃に発見され、日本酒に適している水といわれたことから、江戸時代後期頃から酒造りが盛んに行われるようになりました。酒は西宮の名産でもあり、その名残から今でも西宮市内には酒造会社が多く建ち並んでいます。
江戸時代の後期からは、新田開発が進み、用水路が作られ始め、作物を作る農業や漁業も発達していきました。その後、明治時代より鉄道の開発が進み、大正期から大規模な住宅の開発が行われると共に、多くの商業施設が建設され、人口数が伸び、今のような多くの人で賑わう住みやすく大きな街へと変化していきました。

西宮市内には多くのランドマークや観光名所があることが、街の自慢でもあります。中でも、西宮市内にある大きなショッピングモールといえば、阪急西宮ガーデンズ。阪急西宮スタジアムの跡地を利用して開発されたショッピングモールであり、西日本最大級の大きさで、日本国内でも3番目の広さといわれるほどの大規模な商業施設です。
TOHOシネマ、268店ものテナント、大きなフードコートが完備され、朝から晩まで楽しめます。屋上にある庭園はスカイガーデンと呼ばれ、六甲山に生息する植物などで緑化されており、音楽に合わせて踊る噴水があるなど、癒しの空間も用意されています。
阪急西宮ガーデンズの他にも、西宮市池田町にあるフレンテ西宮、阪急西宮北口駅前にあるアクタ西宮なども大型ショッピングセンターとして有名です。阪神甲子園駅から徒歩7分程度のところにある、ららぽーと甲子園は屋内に子供が楽しめるキッザニアが入っており、家族連れで楽しむことができます。

西宮市では、人口増加に伴い児童数も増加しています。そのため、保育園や幼稚園、小学校などが不足していることが大きな問題とされていますが、その問題に向けて市では迅速な対策を行っています。例えば、国全体で問題視している保育園の待機児童問題は、早くから「待機児童ゼロ」の対策を行い、様々な取り組みをスタート。その結果、2013年から2年連続して待機児童0人を達成しています。2015年以降は残念ながら児童増加により0人の目標には至らないものの、待機児童数が多い地域においては「住宅開発抑制」の条例を掲げるなどして、迅速な対策を行っています。
西宮市では、子供を育てる支援制度などがよりわかりやすく、迅速に情報が渡るように、子育て公式アプリ「みやハグ」を開発しました。
親子で楽しめるイベントや新米ママ向けのサークル紹介、子育て講座のお知らせなどの情報が満載です。西宮市では、子育て環境を充実させる取り組みをいち早く行っており、働くママやパパにとって、とても住みやすい街といえます。